Institute of Innovative Research, 
Tokyo Institute of Technology.

Industry-academia Collaboration

産学連携室について

科学技術創成研究院は2016年に創設された、約180名の研究者を擁する新しい研究組織で、新たな研究領域の創出、異分野融合研究の推進、人類社会の問題解決、及び将来の産業基盤の育成をミッションとして日々活動しています。

具体的には、生命科学、化学、材料、機械、電気・電子、エネルギー、情報、防災などの技術領域とその学際領域、さらには科学技術のよりよい可能性を引き出す未来の人類研究といった人文社会系の領域も対象にしています。

産学連携室では、この広い研究領域で活躍する教員群の中から、産業界の具体的なニーズや技術課題に対して最適なソリューションを提供できる検討チームを構成してその課題解決にあたり、技術開発の質・スピード・投資効率の向上に貢献します。

研究院長からのメッセージ

クローズドイノベーションからオープンイノベーションへの潮流の中で、産学連携の形態は近年大きく変わりつつあります。 従来の個別課題を対象とした小規模の共同研究は依然必要とされる一方、よりスケールの大きいテーマを据えて組織対組織の息の長い共同研究を行う連携が増加し、2022年3月現在、研究院には6つの協働研究拠点と4つの共同研究講座が設置されています。

こうした大規模な共同研究は、従来のどうすれば個別課題を解決できるか、つまり「How」の研究から一歩踏み込み、その個別課題の背景にはどういった事象が潜んでいるのかを探る「Why」の研究へ、さらに、将来の技術群として何が求められるのかを共に考え総合的に技術を組み立てていく「What」の研究へと発展していく特徴を有します。こうした「Why」、「What」の研究を行うには複眼的な視点が求められるので、異なる分野の教員が共同研究に参画するのが自然と言えましょう。

翻って、科学技術創成研究院は、前述の通り多様な技術領域とその学際領域、人文社会系の教員が集う、個別研究から大型研究まで継ぎ目なく発展させることのできる研究組織です。本産学連携室は、研究院の個別研究者を探すための窓として、さらに個別研究を大型研究に発展させるためのきざはしとしての役割を果たします。共同研究契約業務についても、本学の研究・産学連携本部、オープンイノベーション機構と共に支援いたします。

是非科学技術創成研究院の産学連携室を積極的に活用して頂きますようお願い致します。

大竹 尚登 教授

Naoto Ohtake

産学連携室長からのメッセージ

これまで研究院では、主に企業の一部門と大学教員一人との共同研究を進めてまいりました。この連携規模を拡大し、より包括的なテーマで大きな共同研究を積極的に実施するため、研究院産学連携室がスタートしました。

企業の研究開発者と研究院の多様な教員群が1つのチームになり、企業の将来ニーズや大きな技術課題に対して最適なソリューションを提案していきます。また、具体的なニーズや課題の設定がむずかしい場合でも、将来に備えて何をすべきかを共に議論し、これを産学連携の糸口にすることもできます。

まずは企業と大学で議論を重ねて、大きな技術目標を定めた上で、産学双方にとって価値ある共同研究が行われることを期待しています。

進士 忠彦 教授

Tadahiko Shinshi

お問い合わせ

東京工業大学 科学技術創成研究院 産学連携室〒226-8503 神奈川県横浜市緑区長津田町4259 S2-3
Tel : 045-924-5875 Fax : 045-924-5751
E-mail : sangaku@iir.titech.ac.jp