2019.05.17
伊藤研究室の宮内楓らが電子情報通信学会において研究会優秀若手講演賞を受賞(2019.5.14)
IoTの普及により将来的に数メートル程度の近距離通信においても周波数がひっ迫する事態が生じると考えられる一方で、無線通信回路にはサブミリワット以下での消費電力による動作が望まれている。この要求を満たすために本研究グループでは約100μWの消費電力で約3.3b/s/Hzという高いスペクトラム効率の無線通信回路技術を発表しているが、本稿ではさらなる高スペクトラム効率化を目指して、その鍵となるRFミキサ部の新たな設計法について検討を行った。回路シミュレーションにより、64QAMまで変調多値数を向上できる見通しを得た。
- 受賞者: 伊藤研究室 宮内楓〔2019年度修士課程修了生〕,石原昇特任教授,伊藤浩之准教授
- 受賞先: 電子情報通信学会 集積回路研究会(ICD)
- 賞: 研究会優秀若手講演賞
- 受賞講演: バックスキャッタリングによる低消費電力64QAM無線送信回路の設計法の検討
- 受賞日: 2019年5月14日(火)