Institute of Innovative Research, 
Tokyo Institute of Technology.

2024.05.23

プレスリリース

スーパーコンピュータ「富岳」を用いてGraph500の世界第1位を獲得

9期連続、ビッグデータ処理で重要なグラフ解析性能で首位

東京工業大学、理化学研究所、株式会社フィックスターズ、日本電信電話株式会社、富士通株式会社による共同研究グループ※は、スーパーコンピュータ「富岳」を用いた測定結果を大幅に向上させ、大規模グラフ解析に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキングである「Graph500」のBFS(Breadth-First Search:幅優先探索)部門において世界第1位を獲得しました。「富岳」としては9期連続で世界第1位となります。

このランキングは、現在ドイツ ハンブルクのコングレス・センター・ハンブルクおよびオンラインで開催中のHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング:高性能計算技術)に関する国際会議「ISC High Performance 2024」に合わせて、Graph500 Committeeからウェブサイトにて発表されました。

大規模グラフ解析の性能は、大規模かつ複雑なデータ処理が求められるビッグデータの解析における重要な指標です。共同研究グループは、「富岳」を用いた大規模グラフ処理技術の開発を引き続き進めていきます。

※共同研究グループ
理化学研究所 計算科学研究センター
東京工業大学 科学技術創成研究院 デジタルツイン研究ユニット
株式会社フィックスターズ
日本電信電話株式会社 コンピュータ&データサイエンス研究所