2024.01.29
科学技術創成研究院「人と社会を守るQuickResearchプロジェクト」
次の社会的危機に備える
科学技術創成研究院では、2020年6月に「脱コロナ禍研究プロジェクト」を発足し、21のテーマを研究推進してきました。2023年5月に感染症法上の扱いが５類へ移行したことに伴い「脱コロナ禍研究プロジェクト」を発展させ、次の社会的危機に備える「人と社会を守るQuick Research プロジェクト（略称：QRプロジェクト）」を立ち上げました。
QRプロジェクトでは、社会課題解決に必要な科学・技術シーズをもつ専門家の知識を学内外を問わず結集し、短期集中型で研究をスピーディーに実施いたします。
研究対象は、未知の感染症、予測できない大地震・自然災害等、1日でも早い解決が求められる社会課題です。
「喫緊の社会課題」が生じた時に、大学がもつ研究力を活かし、人々の生活と社会を守るための研究に素早く取り組みます。また、脱コロナ禍研究プロジェクトで進めてきた研究テーマのうち10テーマは、QRプロジェクトにて研究を継続します。
研究テーマ一覧
検査・ワクチン開発
・将来のパンデミックに備えたワンポット検査法の迅速開発基盤の構築
・新型コロナウイルスに対するイノベーティブPCR検査法の開発
医療デバイス
・ECMO用磁気浮上式遠心血液ポンプ
・フレキシブル近赤外イメージセンサの開発
・リモートバイタルセンシング（個室内の人の状態センシング）
ウイルス除去・抗ウイルス
・大気圧プラズマを用いた高速かつ非接触な殺菌/ウイルス不活化
・大容量空気浄化システムの開発
・抗菌性・抗ウイルス性DLCの成膜と評価
将来予測
・ビッグデータを用いた社会・経済現象の観測と数理モデルによる将来予測
働き方改革
・ワークショップ／懇親会のための複数の会話の輪が存在可能なビデオ会議サービス
