Institute of Innovative Research, 
Tokyo Institute of Technology.

2023.05.23

お知らせ

多元レジリエンス研究センターキックオフシンポジウム開催報告

5月15日、科学技術創成研究院 多元レジリエンス研究センターのキックオフシンポジウムを、大岡山キャンパス東工大百年記念館フェライト会議室にて開催いたしました。学外からも多くの参加があり、参加人数は約80名でした。
シンポジウムでは、黒沼一郎文部科学省研究振興局大学研究基盤整備課長による来賓挨拶および益一哉学長の挨拶がありました。その後、センター長の吉敷祥一教授より、センターの概要説明後、寺田暁彦准教授より「火山・地震研究部門」、佐藤大樹准教授より「構造工学研究部門」、大竹尚登科学技術創成研究院長より「社会課題即応研究部門」における最先端の研究や活動について、研究紹介がありました。
続いて、記念講演として、平林順一東工大名誉教授から「火山地震研究と工学研究の融合への期待」、和田章東工大名誉教授から「研究センターへの期待と免震技術・制振技術の更なる発展」と題した講演があり、当センターへの期待も語られました。引き続き行われたパネルディスカッションでは、冒頭に黒岩信忠草津町長から、草津町の火山防災について2018年草津白根山噴火時の経験を踏まえた講演があり、今後の防災を考える上での、草津町をはじめとする地域自治体と当センターとの連携・協力体制などについてディスカッションが行われました。
最後に同大の渡辺治理事・副学長から閉会挨拶があり、シンポジウムは盛会のうちに終了しました。

多元レジリエンス研究センター

東京工業大学は、従来の自然災害への対応を強化するとともに、緊急性の高い社会課題にも即時に対応できる体制を整備し、将来的な社会課題に対して新たな協働の場、社会還元の機能を形成することを目的に2023年4月1日に「多元レジリエンス研究センター」を設置しました。