2022.03.17
奥村・船越研究室の田代真生らが⾔語処理学会第28回年次⼤会においてLegalForce賞を受賞
受賞者: 田代真生(M2), 上垣外英剛 助教,船越孝太郎 准教授,奥村学 教授
受賞先: ⾔語処理学会第28回年次⼤会(NLP2022)
賞: LegalForce賞
受賞論文: 否定の理解へのprompt-based finetuningの効果
受賞日: 2022年3月17日(木)
受賞概要
本論文は,事前学習済み言語モデルを後段タスクに適用するいくつかの手法において,否定表現がどれだけ理解できているかを定量化して比較した論文です。否定表現は文書分類の分類結果など後段タスクの予測結果に大きく影響を与える要素の一つであり,実用上大事な観点であると考えています。論文中では,後段タスクにおける否定認識の影響を適切に分析できるようにAverage Data Point Advantageの指標を用いて様々な観点で比較を行っており,特にprompt-based finetuningによる手法が否定表現をより認識できていることを示しています。この実験結果は実用時に事前学習済み言語モデルを選択する際の有益な手がかりになるという点を評価され,スポンサー賞を受賞いたしました。