Institute of Innovative Research, 
Tokyo Institute of Technology.

2020.07.10

共同研究

被災研究者の緊急支援(共同利用・共同研究)に関するお知らせ

 みなさま、新型コロナ禍の対応で大変な状況であるかと思います。東京工業大学では、緊急事態宣言が解除された後も慎重に感染対策を取ってきておりますが、一方で、研究活動についても徐々に復帰すべく対応を進めているところです。このような状況を鑑み、フロンティア材料研究所でも先端無機材料研究拠点の共同利用研究を復帰していくよう、準備を進めていきます。まずは、制限付きではありますが、首都圏の共同研究者の来学を受け入れることといたしました。また、従来は対応教員が行っていたフロンティア研講演会を、共同研究代表者のみなさまにも企画していただき、遠隔講演会を開催できる制度も作りました。ぜひご活用いただければと思います。

 また、共同研究者で、新型コロナ禍、あるいは、最近の豪雨・洪水等により影響を受けられた方がおられましたら、共同利用研究の「機動的共同研究(流動型)」制度により支援させていただきたいということでご連絡を差し上げるものです。詳細につきましては以下をご覧ください。

東京工業大学科学技術創成研究院
フロンティア材料研究所長
神谷 利夫

「フロンティア材料研究所 共同利用・共同研究」(被災研究者支援)公募要領

1.公募事項

フロンティア材料研究所(以下,本研究所という。)では、震災、台風等の影響を受けた大学および研究機関等の研究者の活動を支援するために、「共同利用・共同研究」(被災研究者支援)の募集をいたします。研究室が被災や停電等により研究の遂行に支障をきたしている方々、また、新型コロナ禍対策のために研究復帰に支援が必要な方々に、下記のとおり、臨時に共同利用・共同研究の公募を行うものです。

1-1 研究種目
緊急的に共同研究が発生した場合に申請する「機動的共同研究(流動型)」制度を活用し、「被災研究者支援」として申請。

1-2 研究期間
採択日から最長令和3年3月20日までの期間とします。

1-3 研究経費
共同利用・共同研究の経費は、予算の範囲内において研究所が負担します。購入可能な物品は、申請課題の遂行上直接的に必要なものとします。旅費は、本研究所へのものとし、申請書に記載のある研究代表者、分担者について支給できます。
* 配分研究費
  旅費・物件費として 15万円~30万円程度

1-4 応募期間
随時(ある一定期間を過ぎた時点で終了する場合があります)

2.申請資格

申請資格者は、知的財産権の取扱いについて本研究所と同意できる博士相当と認められる研究者です。共同研究分担者には、技術職員、大学院生を含めることができます。共同研究協力者は学部生を含めることができますが、旅費等は支給されません。

3.申請方法

申請書(別紙様式1 Excelファイル)に必要事項を記入し、提出願います。原則として、電子メール申請での受付となっております。メールの件名を【機動的共同研究(流動型)応募】と明記し提出願います。
申請書(別紙様式1 Excelファイル)に必要事項を記入し、提出願います。

4.選考

採否、採択額については、本研究所の共同研究委員会にて審査致します。

5.採否の通知

採択が確定され次第、遅滞なく採否を直接申請者へお知らせいたします。なお、採択後、「共同利用研究承諾書」を提出していただきます(すぐに発行できない場合は後日で結構です)。

6.共同研究及びワークショップ報告書の提出

「共同利用研究報告書」を毎年発行しておりますので、研究代表者は、研究期間終了後に「共同利用研究報告書」及び「ワークショップ報告書」の内、該当するもの1部を提出願います。

7.宿泊施設

コロナ禍対応のため東京工業大学では、2020年7月時点で、宿泊の必要な来学者の受け入れを自粛しております。
宿泊の必要な来学者の受け入れが可能になりましたら、従来通り、ご希望の方には宿泊施設のご紹介を致します。

8.提出先及び問い合わせ先

東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 共同利用推進室
〒226-8503 横浜市緑区長津田町4259 R3-27
電話:045-924-5968  FAX: 045-924-5978
E-mail:suishinmsl.titech.ac.jp