Institute of Innovative Research, 
Tokyo Institute of Technology.

2019.09.24

セミナー情報

第9回先導原子力研究所コロキウム “核医学治療研究への量研・高崎研の取り組み -RNAシーケンス解析、線量評価など-” 10/3開催

  • 講師:坂下 哲哉 (国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 高崎量子応用研究所)
  • 日時:2019年10月3日(木) 15:00~16:00
  • 場所:大岡山キャンパス 北2号館 6階 会議室

核医学治療研究への量研・高崎研の取り組み

-RNAシーケンス解析、線量評価など-

量研高崎研では、全身に転移したがんへの治療効果が期待されているα線放出核種を用いたRI内用療法の研究を進めています。先行研究により全身転移したがんの寛解が報告されていますが、飛程が数十μmと短いα線によるがん治療のメカニズムは、未だ全容は明らかになっていません。そこで、私達は、量研で開発したα線がん治療薬MABGの作用メカニズムの一端を明らかにすることを目的として、細胞実験によるRNAシーケンス解析を実施いたしました。この成果をご紹介するとともに、並行して進めている線量評価研究などについてもご紹介します。