Institute of Innovative Research, 
Tokyo Institute of Technology.

2019.07.17

受賞

藤井正明 教授がフンボルト賞を受賞

化学生命科学研究所 藤井正明 教授が、ドイツのアレキサンダー・フォン・フンボルト財団から2019年度フンボルト賞(Humboldt Research Award)を受賞されました。

藤井正明 教授(左)とフンボルト財団理事長 ハンスークリスティアン ペープ教授(右)  授賞式にて

フンボルト賞は、ドイツ政府の国際的学術活動機関であるアレキサンダー・フォン・フンボルト財団が創設した賞で、人文、社会、理工の分野において、後世に残る重要な業績を挙げ、今後も学問の最先端で活躍すると期待される国際的に著名な研究者に対して授与されるものです。ドイツで最も栄誉のある賞とされており、毎年100人以内に授与されます。
今回の受賞の対象となった主な研究は、分子クラスターのピコ秒時間分解振動分光並びに気相分光の生体分子システムへの応用です。

 

藤井正明 教授のコメント

アレクサンダー・フォン・フンボルト先生・生誕250周年の記念すべき年にフンボルト賞を頂戴し、感激と深い感慨に浸っております。これも共に日夜研究を進めてくれた石内俊一准教授、宮崎充彦助教(現特定准教授)、酒井誠准教授(現 岡山理科大教授)、歴代の博士研究員と学生の皆さん、そして長年の共同研究者であり、本賞を推薦してくださったオットー・ドッファー先生(ベルリン工科大教授、本学WRHI特任教授)のおかげと心から感謝申し上げます。このような研究成果を得られたのは本学の研究を重視する精神と環境整備の賜物であり、現学長であり初代科学技術創成研究院院長・益一哉先生、現院長・小山二三夫先生、久堀徹先生をはじめとする歴代の化学生命科学研究所所長の先生方、生命理工学院院長・三原先生、そして関係する先生方に深く感謝申し上げます。最後に、私を存分に研究させてくれた家内(今日子, 2010没)といつも元気付けてくれる子供たちに感謝申し上げます。