Institute of Innovative Research, 
Tokyo Institute of Technology.

2018.10.01

受賞

菅野了次教授が山﨑貞一賞を受賞

科学技術創成研究院 全固体電池研究ユニットの菅野了次教授が、第18回山﨑貞一賞を受賞することが決定しました。
贈呈式は、2018年11月21日(水)に日本学士院で行われる予定です。

  • 受賞者: 菅野了次教授
  • 受賞先: 一般財団法人 材料科学技術振興財団
  • 受賞: 第18回山﨑貞一賞
  • 題 目: 新規リチウムイオン伝導体の創成と全固体電池の開発

菅野先生のコメント

歴史ある山﨑貞一賞を受賞することは、私にとって大変な名誉です。これまでに受賞された方々の業績を改めて拝見しますと、身の引き締まる思いがします。
特に、私自身は、東工大で加藤与五郎先生が創設された電気化学科の流れを組む専攻で、長年研究開発を行ってきたこともあり、加藤与五郎先生と武井武先生のフェライトの発明を事業化された山﨑貞一先生が創設された賞を受賞できたのを、たいへん嬉しく思います。
さらに、私たちの研究グループが物質開発から電池開発に大きな成果をあげることができたのは、ひとえに、一緒に研究を行ってきた非常に優秀な共同研究者・技術者の方々、さらに苦労と発見の喜びを共にしてきた研究室の学生の方々の努力があってのことです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
この受賞のテーマとなった技術が、社会に大きく貢献するまでに育つには、さらなる技術開発の進展が必要です。そのための一層の努力をする所存です。