2024.04.05
小山二三夫特任教授/名誉教授が第4回ヒロセ賞を受賞
小山二三夫特任教授/名誉教授が、公益財団法人ヒロセ財団の「第4回ヒロセ賞」を受賞しました。
3月23日にザ・キャピトルホテル東急(東京都千代田区)で贈呈式と受賞記念講演が行われました。
受賞者: 小山 二三夫 特任教授/名誉教授
受賞先: 公益財団法人ヒロセ財団
賞: 第4回ヒロセ賞
受賞論文: 光インターコネクト、光センシングの高度化に向けた面発光レーザフォトニクスの先導的研究
受賞日: 2023年3月23日(土)
受賞概要
ヒロセ賞は財団設立25周年の2020年に新設された学術賞で、「情報・通信・電気・電子工学分野において顕著な業績をあげた日本国籍を有する研究者を対象としています。本学からは、赤木泰文名誉教授(科学技術創成研究院 コマツ革新技術共創研究所 特任教授)が第1回ヒロセ賞を受賞しています。今回は、小山二三夫特任教授の「光インターコネクト、光センシングの高度化に向けた面発光レーザフォトニクスの先導的研究」が高く評価され受賞に至りました。
ヒロセ財団は電気電子機器に使用するコネクタ等の大手企業であるヒロセ電機株式会社の創業者 廣瀬銈三氏の夫人、廣瀬静江氏からの多額の寄附金を基本財産として1995年に設立されました。アジア諸国からの留学生の人材育成と諸国間の友好親善を目的とし、留学生への奨学援助事業・研究助成事業、さらに2023年からは,修士課程から博士課程に至るまで前途有為な日本人大学院生に対する奨学援助事業を開始し、本学からも数名の大学院学生が助成を受けております。
小山 二三夫 特任教授/名誉教授のコメント
大変名誉ある賞をいただき、まことに光栄で、たいへん嬉しく思っております。面発光レーザは、本学の伊賀健一栄誉教授が1977年に発明した半導体レーザで、発明から半世紀が経とうとしています。インターネットや携帯端末の普及により、データセンター内の大規模光インターコネクト、携帯端末での3D光センサ、自動運転用の光レーダーなど、その応用分野は多岐にわたります。今回の受賞は、恩師の末松安晴栄誉教授と伊賀健一栄誉教授のご指導と、これまでともに研究を進めてきた同僚、大学院学生など、多くの方々の貢献によるもので、深く感謝しています。今回の受賞を大きな励みと致しまして、微力ながら、新たな産業の芽となるような研究開発と、次の世代にバトンを渡せるように務めていきたいと願っております。