Institute of Innovative Research, 
Tokyo Institute of Technology.

2023.05.30

お知らせ

眼内内視鏡・眼内照明保持ロボットをリバーフィールド株式会社と共同開発、製品化に成功

東京工業大学、九州大学、順天堂大学、山口大学およびリバーフィールド株式会社(以下、リバーフィールド)が共同開発を行った眼内内視鏡・眼内照明保持ロボット「OQrimo®(オクリモ)」について製品化に成功し、リバーフィールドによる独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)への一般医療機器販売届出が2023年4月13日に受理されたことをお知らせします。

製品の特長

「OQrimo®」は、眼科医の要望から生まれた眼科手術専用の手術支援ロボットです。眼内手術を行う際、眼内内視鏡や眼内照明は重要なツールです。現在は片手でツールを保持しながら手術を行っているため、肝心の手術操作は(ツールを保持していない)もう一方の片手のみで行っています。そこで、安全に眼内内視鏡や眼内照明を保持する手段があれば、術者は両手を使って操作を行うことができるようになります。ジンバル構造を有し、眼内内視鏡や眼内照明(ライトガイド)を把持し、意図する位置に自在に誘導します。フットコントローラーで、あたかも術者の「第3の手」のように滑らかに動きます。また、眼内の空間把握をサポートするマッピング画面を有し、より直感的な操作を実現します。術者は両手を自由に使えるようになり、これは特に難易度の高い眼内手術において重要なアドバンテージです。