2019.12.03
2019年度 第17回先導原子力研究所コロキウム “被ばく医療における造血再構成の標的因子を再考する” 12/17開催
- 講師: 石川 純也(杏林大学 保健学部 診療放射線技術学科)
- 日時:2019年12月17日(火) 16:00~17:00
- 場所:北2号館571講義室
- 発表言語:日本語
被ばく医療における造血再構成の標的因子を再考する
高線量被ばくでは、生体幹細胞を多く含み高い再生能をもつ造血組織等への障害が問題となる。放射線障害からの回復において考慮すべきは未熟な生体幹細胞の再構成能、即ちクローン増殖能である。
放射線によるクローン増殖能喪失機構が不明であることが今日の被ばく医療を困難にしており、その標的因子の同定は効果的な治療戦略へと繋がる。本発表では抗酸化及び抗炎症の観点から、それらの候補因子について紹介する。