先端研究成果の社会実装に向けて

科学技術創成研究院(IIR)は、4研究所、4研究センター、13研究ユニットから構成されます。

IIRで行われている研究を広くご紹介するために、今年度は来場参加とライブ配信のハイブリッドで開催いたします。

トップクラスの研究者の講演会や、最新の研究成果などに触れられる貴重な機会となっています。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。

Seminar & Lab

科学技術創成研究院の、多岐にわたる研究及び最先端技術のご紹介や、
研究者による研究内容や技術の最新情報等をテーマにしたセミナーを開催いたします。

Lecture

今年は来場参加型とライブ配信型のハイブリッドで開催いたします。
トップクラスの研究者の講演や、最新の研究成果などに触れられる貴重な機会となっています。

来場参加
ライブ配信
Place :

大学会館3階 多目的ホール

要予約

講演会申込

Time :

10:00 - 10:05

Title :

大竹 尚登 研究院長 ご挨拶

Time :

10:05 - 10:15

Theme :

現在~未来の社会課題に挑戦する未来産業技術研究所

未来産業技術研究所では機械,電気電子,情報,材料,建築・防災など多様なバックグラウンドをもつ専門家集団が相互に連携しながら現在~未来の課題に挑戦しています。他大学や企業様との複数の共同研究拠点・共同研究講座がそれぞれ次世代半導体、次世代動力、スマート材料、医用応用などをテーマに活動を行っています。これらの研究シーズや成果に加え、産業界との新たな協力の可能性について述べます。

Profile :

中村 健太郎 教授

中村 健太郎 教授

未来産業技術研究所

1992年東京工業大学大学院総合理工学研究科修了。博士(工学)。同年東京工業大学精密工学研究所助手、総合理工学研究科講師、精密工学研究所助教授を経て2010年より同研究所教授。2022年4月より科学技術創成研究院未来産業技術研究所所長。超音波応用、光計測の研究に従事。

Time :

10:15 - 10:25

Theme :

Printable magnetoactive smart and functional materials: from materials processing to applications

Multifunctional composites are essential for a large variety of applications, including printed electronics and responsive structures and devices, such as magneto- or piezoresponsiveistive devices, among others. Usually obtained by a combination of functional fillers and an appropriate polymer, these materials allow the development of smart devices for the Industry 4.0 and the “Internet of Things” concepts. These polymer composites are increasingly being implemented by additive manufacturing processing technologies in a variety of shapes, taking advantage of the synergistic combination of their inorganic and organic constituents, and giving rise to a variety of multifunctional responses. The polymer matrix offers advantages in terms of processability, while the filler usually allows to enhance one or more physico-chemical properties.

Due to the variety of effects able to be achieved in structures obtained by additive manufacturing, including permanent magnets, magneto-caloric or magneto-electric materials, among others, magnetoactive functional materials is an area of increasing interest, allowing also improved sustainability and simple integration into devices. Despite its interest, this strategy is particularly challenging based on the requirements imposed to both inorganic functional fillers and functional or passive polymer matrix for a suitable final printable material.

Relevant results, strategies and challenges in the development of specific magnetically active multifunctional materials will be shown, together with applications in the areas of sensors, actuators, biomedicine and energy generation.

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Profile :

Dr.Senentxu Lanceros-Mendez

Dr.Senentxu Lanceros-Mendez

科学技術創成研究院 特別講演
(Scientific Director at BCMaterials)

S. Lanceros-Mendez is Ikerbasque Professor and Scientific Director at BCMaterials, Basque Center for Materials, Applications and Nanostructures, Leioa, Spain. He graduated in physics at the University of the Basque Country, Leioa, Spain, and obtained his Ph.D. degree at the Institute of Physics of the Julius-Maximilians-Universität Würzburg, Germany. He was Research Scholar at Montana State University, Bozeman, MT, visiting scientist at the Pennsylvania State University, USA and University of Potsdam, and associate researcher at the INL – International Iberian Nanotechnology Laboratory, among others. He is also Professor at the Physics Department of the University of Minho, Portugal (on leave). His work is focused in the area of smart and multifunctional materials for sensors and actuators, energy and biomedical applications, with over 700 publications and 12 patents in the field. He has supervised 42 PhD students and four Spin-off companies have been founded from his group.

Time :

10:25 - 10:35

Theme :

新材料設計による熱電変換の革新

日本における一次供給エネルギーのうち約3分の2は廃熱として環境中に排出されています。この未利用熱を削減または有効活用することが、脱炭素社会を実現するために益々重要になっており、これらの課題を解決する手段として熱を電気に変換させる「熱電変換」が期待されています。本講演では、熱電変換材料を高性能化するための新しい材料設計と、当研究所で開発してきた新材料について紹介します。

Profile :

片瀬 貴義 准教授

片瀬 貴義 准教授

フロンティア材料研究所

東京工業大学准教授。2012年東京工業大学大学院材料物理科学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。同年東京工業大学フロンティア研究機構博士研究員、13年北海道大学電子科学研究所助教を経て、17年より現職。専門は熱電変換、半導体、超伝導、材料設計、デバイス開発。

Time :

10:35 - 10:45

Theme :

再生可能エネルギーで水を水素にする水電解

再生可能エネルギーを大規模に利用するには、水素にしてエネルギーを貯蔵、輸送する水電解技術が必要である。プロトン交換膜を用いる水電解は高効率だが、大量の貴金属が必要だった。アニオン交換膜を用いれば貴金属は必要なくなるが、耐久性のあるアニオン交換膜は存在しなかった。アニオン交換膜の分解機構を明らかにし、高耐久なアニオン交換膜の開発に成功した。また、卑金属触媒の開発と合わせ、貴金属を使用しない高性能な水電解技術を紹介する。

Profile :

山口 猛央 教授

山口 猛央 教授

化学生命科学研究所

1988年東京大学工学部卒業、1993年東京大学博士課程修了、米国コロラド大学博士研究員、東京大学助手、講師、助教授を経て、2007年東京工業大学資源化学研究所教授、2016年東京工業大学科学技術創成研究院化学生命科学研究所教授、2019年東京工業大学物質・情報卓越教育院教育院長、専門は化学工学。

Time :

10:45 - 10:55

Theme :

ゼロカーボンエネルギー研究所のカーボンニュートラリティビジョン

ゼロカーボンエネルギー研究所(ZC研)は、日本が目指している2050年のカーボンニュートラル(CN)社会実現を展望し、エネルギー供給側を化石燃料依存から再生可能エネルギー、原子力エネルギー等のゼロカーボンエネルギー(ZCE)への転換、ZCEに基づく炭素・物資循環システムを構築を目指した取り組みを展開している。フューチャーエネルギー部門、原子力工学部門におけるグリーン産業技術の社会実装を目した革新的研究や、CN研究拠点化に向けた取り組みを紹介する。

Profile :

小林 能直 教授

小林 能直 教授

ゼロカーボンエネルギー研究所

1998年東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。物質・材料研究機構研究員、東京工業大学大学院理工学研究科准教授、東京工業大学原子炉工学研究所教授を経て、現在、東京工業大学ゼロカーボンエネルギー研究所副所長。高度鉄冶金技術と原子力安全技術、エネルギー材料学に取り組み、カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指す。

Time :

10:55 - 11:05

Title :

休憩

Time :

11:05 - 11:20

Theme :

Tokyo Tech GXI のグリーン・トランスフォーメーション戦略

政府方針である2050年カーボンニュートラル(CN)実現のためにはグリーン・トランスフォーメーション(GX、緑転、CN化に応じた産業及び社会の構造の変化)が必須である。GX社会を先導(Initiation)する研究活動の推進とスタートアップの強化、産業・社会連携の実質化を進めるために本事業Tokyo Tech GXIを展開する。本学のエネルギー研究関連教員と産学官・地域・市民とのGXオープンイノベーションによるCN実現の加速を目指した取り組みを紹介する。

Profile :

小林 能直 教授

村上 陽一 教授

ゼロカーボンエネルギー研究所 GXI

1998年東京工業大学機械宇宙学科卒業。同大学修士課程,ソニー株式会社を経て,2005年に東京大学工学系研究科博士課程修了,博士(工学)。東工大テニュアトラック助教,同大学工学院機械系准教授を経て2022年4月より科学技術創成研究院ゼロカーボンエネルギー研究所教授。

Time :

11:20 - 11:50

Theme :

利他の「他」とはだれか

未来の人類研究センターでは、2年半にわたって、利他プロジェクトを進めてきた。利他は新しく、同時に懐かしい概念である。利他は、際限なく拡大する資本主義のあり方を相対化する視点を与えてくれるものであり、それゆえコロナ禍においても注目された。利他から見えてくる人間のあり方、社会のあり方とはどのようなものか。利他の「他」に注目しつつ、これまでのセンターの利他研究の成果を紹介する。

Profile :

伊藤 亜紗 教授

伊藤 亜紗 教授

未来の人類研究センター

2010年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。現在、未来の人類研究センター長。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』『どもる体』『手の倫理』『ぼけと利他』(村瀨孝生との共著)など。第42回サントリー学芸賞受賞。

来場参加
ライブ配信
Place :

大学会館3階 多目的ホール

要予約

講演会申込

Poster Booth

4つの研究所、細胞制御工学研究センターのポスターブースでは、教職員が来場者のご質問等に対応いたします。
ご利用の方はブース受付へお越しください。順にご案内させていただきます。
なお混雑時にはお待ちいただくことがあります。

来場参加
Time :

12:00 - 14:00

予約不要

ポスターブース
  • 未来産業技術研究所

    新たな異分野融合領域を創出し、実社会に適用可能な技術を開発する。
    機械工学、電気電子工学、金属工学、情報工学、環境工学、防災工学、社会工学

    対応教員:
    植之原 裕行 教授、小池 康晴 教授、筒井 一生 教授、西迫 貴志 准教授、飯野 裕明 准教授、西村 康志郎 准教授、菅野 佑介助教
  • フロンティア材料研究所

    多様な元素から構成される無機材料を中心とし、金属材料・有機材料などの広範な物質・材料系との融合を通じて、革新的物性・機能を有する材料を創製する。

    対応教員:
    神谷 利夫 教授、真島 豊 教授、東 正樹 教授、曽根 正人 教授、笹川 崇男 准教授
  • 化学生命科学研究所

    分子科学を基盤とする化学の諸領域ならびに生命科学分野を包括し、新学理の創出と新物質観の形成を目指す。
    分子創成化学・分子組織化学・分子機能化学・分子生命化学

    対応教員:
    三浦 裕 准教授、相沢 美帆 助教、菅原 勇貴 助教、田中 裕也 助教、朱 博 助教
  • ゼロカーボンエネルギー研究所

    ゼロカーボンエネルギーに基づく炭素・物資循環システムを構築しカーボンニュートラル社会の実現に貢献する。

    対応教員:
    小林 能直 教授、小原 徹 教授、村上 陽一 教授、高須 大輝 准教授、吉田 克己 准教授
  • 細胞制御工学研究センター

    細胞レベルの生命現象の解明において国際的に先端的な研究を進め、細胞を利用した創薬・医療などに貢献する。細胞を「観る」、「知る」、「操作する」。

    対応教員:
    加納 ふみ 准教授

来場時の注意事項

  • 参加当日はご自宅で検温をし、発熱や咳など、体調にご不安のある方は参加をご遠慮ください。
  • 直前に保健所等から、来場者本人または同居者が濃厚接触者に該当するとされた方は参加をご遠慮ください。
  • 発熱が認められた場合、イベントへの参加はご遠慮いただきます。
  • 当日は、必ずマスクの着用、建物内へ入場する際の手指消毒をお願いいたします。

講演会申込

来場参加

来場参加の申し込み方法(先着定員120名)

事前予約は終了いたしました。

  • お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
  • 講演会参加の方は以下の「講演会来場参加のお申込み」からお申込みください。(各研究所セミナーは含まれません。)
  • 来場参加人数を制限しております。参加はすべて事前予約制となります。
  • 受付で申込確認を行います。申込のない方はご参加いただけません。
  • 受付完了メールを入場時に受付にてご提示ください。
  • 登録後にご都合により参加が出来なくなった場合は、科学技術創成研究院 研究院公開担当(openlab@iir.titech.ac.jp)までご連絡ください。
  • 下記の注意事項を必ずご確認ください。

ライブ配信

ライブ配信参加の申し込み方法(先着定員500名)

事前予約は終了いたしました。

  • お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
  • ライブ配信での講演会参加の方は以下の「講演会ライブ配信参加のお申込み」からお申込みください。(各研究所セミナーは含まれません。)
  • 登録後にご都合により参加が出来なくなった場合は、案内メール下部にあるキャンセルURLから、キャンセルの手続きをお願いいたします。
  • 下記の注意事項を必ずご確認ください。

来場時の注意事項

以下の注意事項を必ずご確認のうえ、ご参加の際にはキャンパス来校の前後も含め、厳格に感染防止対策を遵守するようあらためてお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の感染状況や荒天、その他の事情によっては、来場参加型の中止や内容変更となる可能性があります。その場合は研究院公開ホームページにてご連絡いたしますのでご確認ください。
本学の新型コロナウイルス感染症の対策方針もご確認ください。

  • 参加当日はご自宅で検温をし、発熱や咳など、体調にご不安のある方は参加をご遠慮ください。
  • 直前に保健所等から、来場者本人または同居者が濃厚接触者に該当するとされた方は参加をご遠慮ください。
  • 発熱が認められた場合、イベントへの参加はご遠慮いただきます。
  • 当日は、必ずマスクの着用、建物内へ入場する際の手指消毒をお願いいたします。
  • 会場内での食事はできません。飲水等は可能です。
  • 講演会、セミナー、ブースなどの会場以外の建物内(研究室)の見学は原則としてできません。

配信参加にあたってご確認いただきたいこと

本講演会のお申し込みは、下記の確認および同意を前提とします。

参加にあたって

  • 本講演会の参加は、申込者本人に限定します。参加するためのURL を他者と共有、公開しないでください。
  • 本講演会の参加には、参加者の責任において、参加に必要なコンピュータ、利用環境、通信機器、通信回線その他設備を保持し、設定および管理するものとします。主催者は技術的なサポートは行いません。
  • 本講演会の録画、録音等は禁止します。
  • 安定したインターネット環境下で受講してください。
  • 配信画面右上に「レコーディングしています」と表示される場合がありますが、配信内容及びQ&Aの記録を実施しており、参加者側環境の記録は行っていません。

免責事項

  • 本講演会は、Zoom ウェビナーを利用してインターネットで配信するため、ご利用されるデバイス、インターネットの通信状況等により、参加できない場合があります。
  • 本講演会は、主催者の都合により中止、延期、または中断する場合があります。

講演会の内容に関して

  • 本講演会の動画や音声等すべての知的所有権は講演者及び主催者に帰属します。

その他

  • ウェビナーを行うWebサービス(Zoom)の規約に違反する行為は禁止とします。

視聴方法

視聴アクセス先はお申し込み後にメールにてご案内させていただきます。講演会当日、記載のURLより入室をお願いします。また、お手数ですがZoomダウンロードセンターより事前にアプリを入手し、イベント前にインストールをお済ませいただくとスムーズに参加いただけます。

視聴手順・インストール方法

  • 01必要なシステム環境

    • パソコン、タブレット、スマートフォンなどの端末
    • インターネットへの接続環境
    • スピーカー、イヤホンまたはヘッドセット
  • 02ビデオ会議ツール「Zoom」のインストール

    ご視聴前にビデオ会議ツール「Zoom」をインストールする必要があります。Zoomダウンロードセンターより事前にアプリを入手し、インストールをお済ませください。

    インストール方法の詳細
  • 03視聴(招待URLへのアクセス)

    事前登録後に、申込完了メールにてお知らせします。

個人情報の取扱い

事前登録時にご記入いただく内容は、今後の科学技術創成研究院(主催者)の広報活動に活用させていただきます。主催者以外の第三者に提供・開示はいたしません。個人情報の提供に関して、ご了承の上ご登録くださいますようお願いいたします。

Campus Map

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イベント会場

  • 大学会館

    A1大学会館

    3F
    講演会/未来産業技術研究所セミナー
    2F
    ゼロカーボンエネルギー研究所セミナー

    A2大学会館

    3F
    ポスターブース
  • R1棟

    BR1棟

    2F
    化学生命科学研究所セミナー
  • R3棟

    CR3棟

    1F
    フロンティア材料研究所セミナー

来場される皆さまへお願い

  • 参加当日はご自宅で検温をし、発熱や咳など、体調にご不安のある方は参加をご遠慮ください。
  • 直前に保健所等から、来場者本人または同居者が濃厚接触者に該当するとされた方は参加をご遠慮ください。
  • 発熱が認められた場合、イベントへの参加はご遠慮いただきます。

Joint

共同研究・学術指導等に興味があるが、どの分野の先生に相談したらいいのか分からない。など、ご質問・ご希望等がある企業の方は、マッチングをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

東京工業大学 科学技術創成研究院 研究院公開担当

Email : openlab@iir.titech.ac.jp

科学技術創成研究院 : www.iir.titech.ac.jp

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