本学は武田薬品工業株式会社との間で、人工知能(artificial intelligence, AI)を利用した創薬のアルゴリズム開発に関する共同研究契約を締結しました。本共同研究には、本学は科学技術創成研究院スマート創薬研究ユニット(ACDD、関嶋政和ユニットリーダー/准教授)及び環境・社会理工学院イノベーション科学系(仙石慎太郎准教授)、武田薬品工業は武田湘南のメンバーが参画・担当します。本共同研究の期間は2020年3月までで、進捗をもとに延長も視野に入れています。

本共同研究の目的は、中枢疾患薬を指向した、薬物動態及び毒性プロファイル予測モデルの構築にあります。研究内容としては、薬物の中枢移行性に関するパラメーター予測モデルの構築、及びグローバルキナーゼパネルアッセイに基づく、化合物のキナーゼ活性予測モデルの構築を両者の共同で行います。また、本学をはじめとする大学等研究機関と、武田薬品工業をはじめとする複数の企業が、AI創薬分野の非競争領域において協業する、産学連携コンソーシアム型のイノベーションプラットフォームの構築も目指します。

本共同研究は、科学研究費補助金(基盤研究B)「in silicoとin vitroの融合によるトリパノソーマ原虫治療薬探索」(課題番号:15H02776、2015-19年度、研究代表者:関嶋政和)、特別研究員奨励費(生命・健康・医療情報学)「GPUを用いた大規模深層学習環境の構築と創薬への応用」(課題番号16J09021、2016-19年度、安尾信明)及び東京工業大学環境・社会理工学院創成的研究奨励賞「スマート創薬研究開発コンソーシアム(仮称)の設立に向けたフィージビリティースタディー」(2018年度、仙石慎太郎)の助成の下で実施に至りました。

スマート創薬研究ユニット
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