3種の金属を1ナノメートルの粒子に合金化
―炭化水素の酸化反応は市販触媒の24倍―

東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の山元公寿教授と山梨大学大学院医工農学総合研究部の高橋正樹助教らの研究グループは、銅と白金、金の3種類の金属を精密に制御した合金ナノ粒子の開発に成功した。
また、この粒子が空気中の酸素を利用した炭化水素での酸化反応において市販の白金担持カーボン触媒の24倍もの触媒活性を示すことを発見した。この触媒反応では、合金ナノ粒子表面の銅と他の貴金属の界面の存在により、飛躍的に触媒活性が向上することがわかった。
本研究で得られた知見は、新たな高機能触媒の設計指針となる可能性があり、触媒反応を用いた不活性な炭化水素から付加価値の高い物質への変換技術の発展に貢献することが期待される。
この研究は科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業「ERATO山元アトムハイブリッドプロジェクト(山元公寿研究総括)」で実施した。
本成果は、2017年7月26日付(米国東海岸時間)の米国オンライン科学雑誌「Science Advances」に掲載された。

詳しくはicon_site東工大ニュースをご覧ください。

山元・今岡研究室
ハイブリッドマテリアル研究ユニット